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KTR Selectに搭載されているNot for Saleピックアップ"NFS THE ZEBRA" 1959年当時のPAFの中でもボビンのカラーがゼブラであったもの(当時ブラック、ゼブラ、ダブルホワイトの3つの組み合わせが有り、ボビンの色によって巻数やパターンが違っていたためパワーとトーンバランスが違っていたことがK&T高野氏の研究で分かっています。)、更にその中でもある特別な個体を再現したというこのピックアップはダブルアニバーサリー記念のKTR Selectのために巻いていただいたものです。 もとになった“ある特別な個体”というのは、何が特別かというと... 3種類のボビンの組み合わせの中でゼブラだけが持っていた特性が一番極端な個体。 ブラックは黒と黒、ダブルホワイトは白と白。 この2つは同じ巻数、パターンのボビンが組み合わせられていますが、 唯一ゼブラに関しては巻数パターンが違うボビンが組み合わされています。 本来ハムバッカーはノイズを打ち消し合うために2つのボビンからなっていますが、巻数が同じものの組み合わせの方がノイズを打ち消す効果が高いのです。 しかし、厳密に言えばノイズとともに音の成分の中の一部美味しい部分が失われているところもあるですが、そこも含めてそれぞれのトーンになっています。 そして、ゼブラはボビンの巻数パターンの違うものの組み合わせであるが故に、消しきれないノイズとともに失われない美味しいトーンがあると考えることができます。 実際に同じタイプのピックアップで聴き比べると、ゼブラは3種の中で一番艶やかなトーンに感じる部分があります。 その巻数の差をオフセットというらしいのですが、同じゼブラでも個体差によりオフセット値にはバラつきがあったそうで、高野氏の解析データの中でこの値が一番大きい(巻数の差が一番大きい)個体を再現してもらったということなのです。 かなりマニアックな話ですが、ギターを弾く方は実際に音を聞き比べてもらえばすぐにわかる差が出ます!!
Posted on: Sun, 23 Jun 2013 06:28:05 +0000

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