A. Einstein, B. Podolsky, and N. Rosen "Can Quantum-Mechanical Description of Physical Reality Be Considered Complete?" In quantum mechanics it is usurally assumed that the wave functiondoescontain a complete description of the physical reality of the system in the state to which it corresponds. At first sight this assumption is entirely resonable, for the information obtainable from a wave function seems to correspond exactly to what can be measured without altering the state of the system. (1)the quantum-mehanical description of reality given by the wave function is not completeor (2)when the operators corresponding to two physical quantities do not commute the two physical quantities cannot have simultaneous reality Consideration of the problem of making predictions concerning a system on the basis of measurements made on another system that had previously interacted with it leads to the result that if (1) is false then (2) is also false. One is thus led to conclude that the description of reality as given by a wave function is not complete. アインシュタイン、ポドルスキー，ローゼン 「物理的実在の量子力学的記述は完全だと考えうるか」 量子力学において，波動関数は，それに対応する状態にある系の物理的実在の完全な記述を含むと通常は仮定されている。 一見，この仮定はまったく合理的である。というのは、ある波動関数から得られた情報は、その系の状態を変えることなく測定できるものと厳密に対応しているように思えるからである。 （1）量子力学における波動関数によって与えられた実在の記述は不完全であるか （2） これらふたつの量は同時には実在性をもつことができないかのどちらかである。 ある系に関する予測を、それ以前にその系と相互作用していた別の系においてなされる測定にもとづいて行うという問題を考察することにより、もし（1）が誤っているなら（2）もまた誤っていることが導き出せる。 ＊つまり、「波動関数による実在の記述が完全であれば、ふたつの物理量に対応する演算子が非可換なときこれらの物理量は同時には実在性をもたないはずであるのに、もっている」ことを導き出したというのである。つまり、それは矛盾であるから波動関数による実在の記述は不完全である、というわけである。 それゆえ、波動関数によって与えられる実在の記述は不完全であるという結論が導かれる。
Posted on: Fri, 14 Jun 2013 15:15:25 +0000
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